病気による視力低下や視野の異常は、突然症状が現れたり、若いうちから進行が早いケースも少なくありません。突然視覚障害に陥った場合、現実を受け入れるのにより時間がかかると言えるでしょう。
ロービジョンケアが必要とされる視覚障害をいくつかあげてみましょう。
・緑内障…緑内障は、視野が狭くなる目の病気です。中高年に多く見られる目の病気で、眼圧をコントロールすることで進行を抑えることができます。しかし、進行が早い場合や長い年月の後、視覚障害を引き起こしたり、失明の危険もあるという怖い病気です。
・糖尿病網膜症…網膜が剥がれたり、眼球に出血が起きたりします。糖尿病網膜症は、徐々に視力低下する場合もありますが、突然視力や視野が失われることも多い病気です。
・網膜色素変性症…網膜色素変性症は、夜盲、視野が狭くなる病気です。幼少期においても発病の可能性はありますので、病気の進行によっては若いうちに視覚障害に至ってしまう場合もあります。
・加齢黄斑変性…網膜の中央に位置する黄斑に病的変化が起きて視力低下を引き起こします。視野中央が見えにくくなるという特徴があり、病気の進行は早いと言われています。
・その他の病気…ぶどう膜炎、視神経の病気、脳卒中などによる視力低下、視野の異常も多いようです。